
西白井駅の改札前に「群青のファンファーレ」というTVアニメのポスターと駅員の制服を着た等身大のアニメの主人公のパネルが設置されている。アニメのポスターの貼られた壁の上部には北総鉄道の「創立50周年記念入場券セット」(1セット3,000円、1000部限定、販売期間2022年5月10日~9月30日)の販売告知ポスターも貼られている。
改札の中の広報版には競馬学校のポスターが貼られている。いつから西白井が競馬学校のある聖地に格上げ?されたのだろうか。
私はアニメに興味がないのでTVアニメを当然、見てないし、中身も知らない。ネットで口コミを見てみたが、あまり芳しくないようだ。私は、競馬もアニメも門外漢なので敢えてコメントはしない。
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創立50周年記念入場券セットはポスターの上に「当駅発売分は全て完売しました。その他北総線各駅で(京成高砂駅除く)では現在も販売中です。」という紙が貼ってあったので北総鉄道のホームページを見てみたら「2022年7月7日現在、北国分駅、秋山駅、松飛台駅、西白井駅では完売となっています。」という告知が出ていた。千葉ニュータウン地区の駅で完売となっているのは西白井駅だけだ。
白井市のホームページを見てちょっとびっくりしたのは「群青のファンファーレ聖地巡礼マップを作成しました」というお知らせが掲載されていたことだ。アニメで使われた景色?と実際の景色が対比されていたが、最初に見たときは何のことだか分らなかった。
NHKの大河ドラマに白井が取り上げたのならわからないでもないが、アニメの画像の切り抜きと該当地点をマッチングさせて何の意味があるのだろうか。画像の中には道路に設置されているカーブミラーまである。まるでこじつけの類だ。
アニメに感動した人でもない限り、競馬学校以外はどの場所も訪れる価値のある場所とは言えない。地域外の人に取り上げられた場所について聞かれても説明のしようがない。こんなものの作成に税金や職員を投じる市の神経がわからない。
群青のファンファーレ聖地巡礼マップを他人にすすめることができる市民がどれだけいるだろうか。それなのに市のお知らせには「劇中のモデルとなった場所、登場した場所に是非お立ち寄りください!!」と書いてある。登場した場所はともかく、モデルになった場所という表現に疑問を抱かない行政の感性を疑わざるを得ない。
市の政策に好意的な人たちに巡礼地マップをSNSで拡散してもらうようお願いしてはどうだろうか。市は賑わいのある街づくりをめざしているのだから…。