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予想通り

 11時08分着のナッシー号は定時にロータリーに入って来たが、バスの新しい区画線の中に乗用車が2台停車しており、1台はバス停付近に止まっていたのでどうするのかと思って見ていたが、ナッシー号は2台の車の横に道路を塞ぐように止まった。私はひょっとしてクラクションでも鳴らして乗用車に場所を開けるよう伝えるのかと思っていた。しかし、最近は逆切れする人間が多いので運転手さんの判断はやむを得ないものだったのだろう。

 

 ナッシー号の乗客は道路に降りて2台の車の間を通って歩道に上がっていた。こうした光景は初めて見たように思う。ひょっとすると2台の車の運転手は路線バスのバス停のポールを見落としてバス停が以前通り後ろの屋根のあるエリアと勘違いしていた可能性がある。バス停の移動で以前より「コミュニティバス利用者の乗降の際の安全性」が下がったのではないだろうか。市はきちんとロータリーの利用状況を調べたのだろうか。

 

 一般の車両は屋根のあるエリアをバス停の専用区画であることを容易に認識できるだろうが、屋根がなく、道路に「バス」とだけ書かれた区画をバス専用エリアだと気づかない人の方が多いのではないだろうか。現実に一般道路にはバス専用でないバス停エリアはいくらでも存在する。私もつい最近まで福祉車輛エリアを示す道路の車いすのマークに気づかずにいた。注意を喚起する看板が必要かもしれない。一方で病院の送迎バスはコミュニティバスと西白井線のバス停の間の空間がバス専用エリアに変わったことをきちんと認識しているようだ。

 

 東邦鎌ヶ谷病院の送迎バスは屋根の下の「福祉車輛専用」エリアに停車して乗客を降ろしてからバス専用エリアを避けて西白井線のバス停の先に移動して待機していた。場所を確保するためか、たすきを渡すように後続の送迎バスと入れ替わっていた。というのもそこは普段、一般の車両の待機エリアとなっており、たすき渡しをしなければ、すぐに一般の車両に場所取りされてしまうことになるからだ。バス停エリアに止まっていた車両が待機スペースが減って止まっていた可能性もある。

 

 秋元病院の送迎バスも「福祉車輛専用」エリアで乗客を降ろしていたが、短時間で乗客を乗せて「福祉車輛専用」エリアを開放していた。福祉車輛の利用頻度を考えると病院等の事業者の送迎バスが福祉車輛優先というルールを守って利用するならそれはそれでいいように思う。そうした”交通整理”は警察でなく行政の仕事だと思う。それができないと言うなら路線バス、タクシー、福祉車輛、ポストの郵便回収のための郵便車輛以外の一切の車両のロータリーへの乗り入れを禁止する条例を作るべきだと思う。

 

 本日の11時発のCNT直行高花行きは出て行くときに車内に人影は見えなかった。ナッシー号の乗客は13人だった。